軽やかに生きる、引き算の美学。
私は現在40代。
どこにでもいる、ごく普通の会社員だ。
若い頃からモノが好きで、新しいガジェットに興味を持ち、気に入った家具を探し、欲しいと思ったものを少しずつ買い揃えてきた。
良いものを手に入れるのは楽しい。
だから、ミニマリストを名乗って「モノなんて必要ない」と言うつもりはない。
むしろ、好きなものはこれからも持っていたい。
ところが、40代になって気づいてしまったことがある。
便利なものを増やしているはずなのに、なぜか暮らしが複雑になっている。
スマートフォンのアプリが増える。契約するサービスやサブスクが増える。クレジットカードや銀行口座も増える。
それぞれに便利な理由があって増やしたはずなのに、いつの間にか管理すること自体が仕事のようになっていた。
モノを所有すれば、置き場所やメンテナンスを考える必要がある。契約を増やせば、更新日や料金を気にしなければならない。
何かを手に入れるたび、もっと自由になれると思っていた。
でも実際は、少しずつ身動きが取りづらくなっていたのかもしれない。
引き算は、我慢ではない
私が目指しているのは、何もない部屋で暮らすことではない。
持ち物を極限まで減らすとか、生活費をいくらまで切り詰めるとか、そういう競争には興味がない。
気に入った音楽を聴きたいし、好きな場所へ出かけたい。長く使えるものには、きちんとお金を使いたい。
その一方で、なんとなく続けている契約や、使っていないモノは減らしていきたい。
減らすこと自体が目的ではない。
好きなものを、気持ちよく使い続けるために減らす。
今のところ、それが自分に一番しっくりくる考え方だ。
もちろん、いつもうまくいくわけではない。
減らしすぎて買い直したものもあるし、便利だと思って導入したサービスが、結局は面倒になったこともある。
そんな失敗をすると、少し情けなくなる。
それでも、やってみなければ分からなかった。
UNTHINKという名前
これまで私は、当たり前のように何かを増やしてきた。
もっと便利に。もっと豊かに。もっと効率よく。
それ自体は悪いことではない。
でも、ときには、その当たり前の「もっと」を疑ってみてもいいのかもしれない。
本当に必要なのか。
今の暮らしに合っているのか。
手放したほうが、かえって自由になれるのではないか。
UNTHINKという名前には、そんな思いを込めた。
一度、自分の中にある当たり前を疑って、考え直してみる。
そして、必要なら残す。必要がなければ減らす。
単純なことだけれど、これが案外難しい。
このブログで書いていくこと
UNTHINKでは、暮らしを少し軽くするための試行錯誤を記録していく。
モノの選び方や手放し方。固定費や契約の整理。ガジェットやデジタル環境。個人情報の守り方やセキュリティ。
そして、これからの働き方や暮らし方についても。
どれも、私自身が日々考えていることだ。
専門家のように、正解を教えるブログではない。
自分で調べて、使って、比べて、ときには失敗もする。
良かったものは良かったと書くし、期待外れだったものは、その理由も書いていこうと思う。
私と同じように、40代になって少し疲れを感じ始めた人には、共感してもらえる部分があるかもしれない。
20代や30代の人にとっても、これからの暮らしを考えるきっかけになればと思う。
私自身、若い頃は頑張って積み上げてきた。
でも最近、それを維持することが少し重くなってきた。
このままでいいのだろうか。
そんな疑問を抱くことも増えた。
だからこそ、同じようなことを考えている人と、ここで何かを共有できたらうれしい。
軽いは正義。
これは、UNTHINKの合言葉だ。
ただし、軽さはモノの重量だけでは測れない。
お金の負担も、管理の手間も、考える時間も、目には見えない重さになる。
それらを少しずつ減らして、身軽でいたい。
人生の前半は、いろいろなものを手に入れてきた。
これからは、何を残すのかを考えていきたい。
まだまだ試行錯誤の途中だし、きっとこれからも失敗するだろう。
でも、それでいいと思っている。
完成された理想の暮らしではなく、そこへ向かう過程を書いていくつもりだ。
必要なものを、必要なだけ。
余計な重さは背負わない。
UNTHINK。
軽いは正義。


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